009城目 21/江戸城(東御苑 本丸跡まで編)
遊んでばかりでちっとも進みませんが、やっと東御苑入口の大手門へw
ウォーキングマップにイラストが描いてある通り、お濠には実際に白鳥がいました(^_^)
その代わりではないですが、残念なことに大手門の渡櫓門は現在改修中で、仙台藩主 伊達政宗公が造ったといわれるその雄姿は今は見れません(´・ω・`)。改修終了予定は来年9月とのこと。
先の戦争で消失した旧大手渡櫓に飾られていた鯱を横目に、防護シートで包まれた渡櫓門をくぐっていよいよ東御苑へ入っていきます。
受付でプラスチックの入園票をゲット。「入苑票」じゃないんだw
まず見えてきたのは、大手三の門(高麗門)跡の石垣です。
間近で切込み接ぎを見るのは初めて。さすが江戸城、石もデカいし威圧感がハンパない。
門を入ってすぐ右手に、同心番所。
今だとビルガードマンの待機所ですかね。ここから先は御三家(尾張・紀伊・水戸)以外は馬に乗ったまま通過することは許されず、他の大名はすべて馬や駕籠から降ろされたとか。
番所前を通過し、これまた立派な大手三の門(渡櫓門)跡の石垣が見えてきました。ここも大手門同様、枡形になってる。
正面から1枚。
で、ここまで撮影してきて、やっとなんか変だな…と思い始めた(´・ω・`)
肉眼で見てるのと撮ったのがなんだか色が違うことに気づいて、ホワイトバランスを"曇り空”にチェンジ。
おぉこの色、見てるのとほぼ一緒!結構変わるんだ。いつもオートでやればいいってわけじゃないんだねー、勉強勉強(;´∀`)
自然な色が出たのがうれしくて、切込み接ぎを舐めるように撮り始めたw
後ろに下がって全景を。いやなんかもう色々と広いし、デカイね。
大手三の門を抜けて、外人さんも「Fantastic!」と撮ってたかどうかわからないけど、警護の与力・同心が昼夜問わず100人詰めていたという百人番所。
警備員100人一斉に出てきたら壮観だし、そりゃ逃げきれないな。
百人番所前を過ぎて、奥の方にある中之門。ここからやっと本丸方面へ。
左へと上がっていくカーブの手前、門から入ってすぐ右手には最後の番所「大番所」。しつこいくらいに番所だらけです。与力・同心の中でも格上の人たちの番所らしいので、同心番所より造りが立派。
中之門からのS字カーブを上がりきった本丸跡入口には、過去の延焼による傷みが激しい中朱雀門跡の石垣。これまで見てきた石垣があまりにキレイだったため、じっと見てるとその時の火災がどれほどのものだったかを想像させ余計に恐ろしい…。
本丸跡へ進む前に、左手の濠側へ向かいます。
現れたのは、間近で見れないとなると余計に見たくなる人間の性によって、より価値が上がってる気がする富士見櫓。現存する城内唯一の三重櫓で、どこから見ても同じ形に見えるため「八方正面の櫓」とも呼ばれているそう。…ならもっと近くで見せてよー(;_;)
側にいた解説ボランティアの方も、ここぞとばかりにテンション上がって説明してましたw
本丸方面へ足を向けると、途中には松の大廊下跡。
こないだの城郭試験で「浅野内匠頭が吉良上野介に切りつけた江戸城の松の廊下はどの御殿にあったか」という問題があり、本丸・二の丸・西の丸・北の丸からの4択から、ここ見てたおかげで本丸御殿の番号を塗りつぶせました(^^)
松の大廊下跡の向かいには、名前わからないんですが道端一面に黄色い花。
いい加減だった寄りも、やっと気を遣うようになってきたw
そして、ようやく到着した江戸城本丸跡。全然うまいこと撮れてませんが、建物などは何ひとつ無くひたすらに広々とした芝生広場です。
ここではテレビでよく見るNYのセントラルパークのように、沢山の外人さんが寝そべってくつろいでました。日本人だと皇居内ということもあって、そこまでリラックスするのは憚られるのかな?