018城目 44/名古屋城(駆け足観覧編)
1日目15時35分。
もたもたと撮影しながら見学しているうちに、名古屋城閉園時間の16時30分まであと1時間を切ってしまいましたw ここからは巻まきで進んでいきます。
まずは階段をひとつ上がり、1階『本丸御殿障壁画・本丸御殿・城郭模型』のエリアから。
こちらは名古屋城天守の木造構造模型。いま、戦後の高度経済成長期以降にコンクリートで再建された天守は、その多くが改修時期を迎えているとのこと。名古屋城天守も約29億円をかけた耐震改修を予定しているそうですが、市では木造復元もにらんで工事を最小限にとどめるそうです。
仮に国産ヒノキを使って木造復元した場合、総工事費は約400億円(゜_゜)ただし試算では約1千億円の経済効果が見込めるらしく。復元資料が豊富なだけに実現すれば間違いなく日本最高の復元木造天守になりそうですが、果たしてどうなりますか。
こちらは、本丸御殿上洛殿上段之間8分の1模型。
なんなんでしょう、こういった縮尺模型ってどの城で見ていても全く飽きません。恐ろしく手先が不器用な自分には絶対無理だと判っているから、尚さら憧れちゃうのかも。が、そんな憧れている時間は今はもう無い(-_-;)
他には戦災を逃れた本丸御殿障壁画など重文の数々。
とここまで書いて…ダメだダメだ、このペースじゃすげー長くなる。もっと端折ります(;^ω^)
2階は特別展開催中のみ開場なので、この日は1階飛んで3階『城内・城下の暮らし』。
こちらは前後3人ずつで担ぐ江戸時代後期の駕籠「女乗物」。黒漆に塗り金の蒔絵で飾り家紋が入った最上級のもので、大名家の子女の婚礼道具として製作されたそうです。 ちなみに男乗物は、将軍用でも飾りはなく質素だったとか。
他、城内城下の暮らしぶりがうかがえます。
武器や武具がいっぱい。
ここには天守内いちばんの記念撮影スポット。
青空をバックに実物大金鯱へまたがり、これぞ名古屋!な一枚が撮れます。順番を待つ列に並ぶと、次の人が撮影するシステムが自然発生w
次は、古写真にみる明治大正期の天守。
昭和まで残った城なのでネットで「名古屋城 古写真」と検索すればわらわらと画像が出てきますしあまり珍しくもありませんが、それでも古写真に写る天守は妙に惹かれます。惹かれすぎて最近本買いましたw
古写真は、確かにその時代に天守があったと示してくれるのは当たり前ですが、往時の人々が見ていた天守をいまの自分が見ている(元来写真とはそういうものw)のがなんとなく不思議な感覚で、うまく言えませんが今とは城との関わり方が全く異なる時代に生きた人々の想いに近づけるような気がして、頭の中でいろんな妄想が止め度もなく膨らんでいきます…なにか変な病気なんでしょうか?(-_-;)
やっぱ城好きというよりも天守好きなんだな( ´_ゝ`)
こちらは石引き体験コーナー。
もろ肌のリアル感満載な男衆と一緒に石垣の石を引けます。レッツ当時の苦労を偲ぼう!
6階エレベーター機械室を抜けて、最上階の7階『展望室』に到着。
天守売店には500円程度から2万円くらいまでの金鯱グッズがずらり。ピカピカだがね。
右手奥の東門から本丸入って歩いてきた場所が一望できます。
こちらは右奥に名古屋城正門と西南隅櫓。見学ルートの最終目的地です。
ここから先は天守裏側をまわり、 このあと改めて天守の存在感を堪能します。急ぎ足でε=(ノ゚д゚)ノ