021城目 38/岩村城(城下町癒され編)
3日目08時35分。
小雨が上がった日曜早朝の城下町入口。
誰もいないね…。まぁまぁまぁ朝早いうえに天気も悪いしね、今日からひなまつりも始まるし人出もこれからでしょう。
城下町全景はこんな感じ。
もっと詳細はこっち。いわむら観光マップ | [公式]岩村町観光ガイド|岩村町観光協会ホームページ【岐阜県恵那市岩村町】
ここ岩村城は「日本三大山城」のひとつであり、標高717mと国内で最も高地に本丸が築かれています。しかし城下町入口付近の標高が502mということで比高では215m程度。ネット情報でもさほどきつい登りではありません。とりあえず商家が立ち並ぶ緩やかな坂道を上がっていきます。
うちの商店街にもあるし、あなたの街にもきっとあるはず「来夢来人」。
まだ閉まっていましたが、こちらの建物がひなまつりのメイン会場だそうです。
各商家の店先のあちらこちらに、手作り風のものから時代を感じさせるものまで様々な雛飾りが飾ってありました。ほっこり。
こちらは学問の神様、巌邑天満宮。
地元の方に親しまれ、梅の季節にはお祭りも。参照:恵那市ウェブサイト : 学問の神様「巖邑天満宮」の梅花祭で合格祈願
ほどほどに上がっていくと、ようやく人の姿が。ひなまつりの準備をしている地元の方々のようです。
そのすぐそばにあった時代を感じさせるカステーラ屋さん「松浦軒本舗」。明智鉄道の車内広告で見かけたときから目を付けてました。
カステラ大好きなんで帰りに買ってこ(^_^)
ここら辺が商家が続く城下町のほぼ中間地点。
雛人形をこんな風に歩きながらゆっくり眺めるのも初めてなんで、なんだか新鮮な気分。
側には、かつて不審者の侵入を防ぐため桝形にして木戸を設けたクランク状に広くなっているスペースがあり、そこにまつり用の舞台が準備されていました。
説明遅れましたが、ここ岩村城下町は江戸時代に東濃地方の政治・経済・文化の中心として栄え、今に残る「岩村本通り」は商家の町並みとして重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 この先に江戸時代から続く商家の建物が残っています。
こちら江戸末期から台頭した勝川家。
無料で入れるらしいのですが、まだ開館前のため城跡みた帰りにでも。
そろそろ、通りにもまつりの準備が始まりました。
こちらは土佐家。
約260年前に染物業を営んでいた商家で、がっつり内部を見るのは有料(200円)です。こちらも開館前だったので、入口から覗いて1枚だけソッコー写真撮りました。
途中、古い商家が立ち並ぶ中でひとつだけ洋館風の建物がありました。こちらはかつての銀行で、いまは観光案内所になっています。手元に城跡に関する資料類が何もなかったので中に入ってみます。
カウンターの上にはひなまつりや岩村城関連のチラシやパンフレットが置いてありますが、勝手に持ってくわけにもいかないので奥に声をかけると、館長さんが出てきてくれました。 少し岩村城について話しをさせていただき「朝早くからごくろうさま。杖ついてくと楽だよ、でも若いからいらないね。石畳で滑りやすいから気をつけてね」 と優しい言葉をかけていただきました(*´ω`*)
「写真1枚いいですか?」とお願いすると、館長が「写真ね」とおっしゃったあとに伏し目がちになってしまい、どうやら自分が旧銀行の館内を撮影したいのだと勘違いされたようです(^_^;)でも「いやいやそうでなくてw」とわざわざ言うのも憚られたので、控えめな館長をフレーム内に収めつつ1枚。
最後、お礼を言って失礼する際に「あーちょっとまってね、いいのあげるから」と館長が奥から持ってきてくれたパンフレット。
8ページ立ての結構いい感じのでやつです。なんか嬉しい。終始優しい館長に癒されっぱなしで観光案内所をあとにし、先へ向かいます(*´∀`)
もう城下町の3/5は過ぎたので資料館まであと少しですが、記事が長くなってきたので、すみませんが次回へ続くm(_ _)m