だらり100名城めぐり

だらだらと日本100名城めぐりします

『城フェスVol.6』に行ってきました(後編)

続きの後編。

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お台場パレットタウンの大観覧車を目印に進んでいき、今回の城フェス会場となる「東京カルチャーカルチャー」には開演約15分前に到着。

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これから10時半~15時までと、4時間半の長丁場です。

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今回の『城フェス』は、6回目にして初の当日券販売なし(前売りSOLD OUT)だったらしく100名以上入る会場も大盛況。入口受付付近では、フェスらしく沢山の書籍などの物販もされており、開演前や休憩中に購入されている方が数多くいました。 

それと「フェス」といっても、ここでは屋内スペースに着席して大人しく見るものなので(^_^;)空いている席を探して座り、いよいよ『城フェスVol.6 in TOKYO』がスタート! 

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このときのツイート。

 

4時間半のフェス内容は4部構成となっており、まずは開会挨拶のあと、第1部が城フェス実行委員長の荻原さちこさんと城郭研究家 中井均先生によるスライドトーク『韮山城&天ヶ岳レポート』から始まりました。

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今回は、出演者の方々が監修して今年に入って出版された『日本の山城100名城』に絡んだものだったので、フェス内容自体が中世城郭の山城中心。

別冊歴史REAL日本の山城100名城 (洋泉社MOOK 別冊歴史REAL)

別冊歴史REAL日本の山城100名城 (洋泉社MOOK 別冊歴史REAL)

 

まだ近世城郭をかじり始めたばかりの自分にとっては、正直なところ未知の世界です(;´Д`)。なので講演されている話しが、モノによってはなかなか頭に入ってこなかったりもしたのですが、とりあえずこれを機会に山城もいろいろ知ろう思って参加したのと、周りにこれだけ城好きが集まることはそうそうないので、その空間に居るだけでそれなりに満足(*´▽`*)

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ストック持ってると“やってる感”出そうだな。いつか買うか…。

次は中井均先生による講演で、テーマは「戦国城郭の石垣」。個人的にはさっきのスライドトークより、石垣説明している方が先生は楽しそうにみえたw(自分が石垣の話しの方が好きだからかもしれないけど)

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秘蔵?の石垣コレクション画像が沢山見れました(^_^;) 

講演が終わると、本フェス目玉企画の「山城100名城投票ランキング」の中間発表。前述の本に掲載されている山城やその他も含めて事前にネットで投票を募り、最後は城フェス参加者の投票を加えてランキングを決定。当たれば賞品がもらえるので結構真剣に当てにいきますw

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中間発表でベスト5に入ってきた山城は、結構メジャーどころの城。個人的には岩村城が1位になってもらいたくて、竹田城は近年の過熱ぶりで遺構破壊なども問題となっているので、いわゆる城好きからするとさほど人気がないのじゃないかなーと思いました。竹田城はベスト5の中には残ると思いますが、順位はもう少し下がるかな?とか会場が東京だし八王子城もう少し上がってくるんじゃ…とか予想し、確か自分は「1位岩村城、2位山中城、3位備中松山城、4位八王子城、5位竹田城」とか、そんな感じだったと思います。

15分の休憩を挟んで、第2部。最初は萩原さちこ実行委員長による「城めぐり最前線レポート」。AR(拡張現実)や航空レーザー測量(航空機からレーザー照射し、取得した三次元データから地形図・陰影図を作成する測量法)の実例紹介などがありました。

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仕事柄ARの情報は以前から知っていたのですが、残念ながらこれまで訪城したところで導入していた城はありませんでした。今時点だと、姫路城金沢城安土城あたりが有名のようです。ただ、これに関してはいろいろと意見もあるようで現場でうまく活用が進めばよいなと思います。

そして次が、今回から企画された「第1回城フェス フォトコンテスト」。特別ゲストのイケメン城郭写真家 畠中和久さんらの選評によるコンテスト受賞者の発表がありました。

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いずれも力作揃いで、自分も来年の城フェスでは応募したいなと思いました。(城めぐりに三脚なぁ~持ってくの面倒くせーしなぁ…構図で勝負するしかない)

発表のあと、畠中さんの撮影作品を今回の城フェス用に特別に仕上げたムービーで紹介。会場内に水を打ったようなひとときの静寂が訪れます。早速Youtubeに上がってますので部屋の電気を暗くして、動乱の時代に敗れしモノたちが護った古城の世界にがっつりハマれ。

スッゲーいいんだけども、プロずっちーな!(# ゚Д゚)ムービーの上に音楽付きかよ!感動してちょっと泣いちゃった城ガールもいたらしいぞっ!モテモテだな! (撮影術本書いてください。ソッコー予約しますお願いします)

第2部終了のこの時点で13時頃。あっという間にもう半分以上が経過しました。第3部は再び山城スライド&トークがあり、加えて加藤理文先生による「徳川の城?武田の城?」の講演。会場内でお好み焼き的なものとキュウリの漬物を注文して、モグモグ食べながら聴いていましたm(_ _)m

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内容を超ザックリいうと、これまで丸馬出が存在する城は武田の城とされてきたがホントにそうなの?というお話。面白かった。

そして最後の第4部。戦国の山城をその地形まで再現した精巧な城郭ジオラマを販売している、「お城ジオラマ復元堂」の城郭復元マイスター 二宮博志さんによる「城ラマ」トーク。城ラマってなんぞ?と興味ある方はこちら(タモリ倶楽部にもちょくちょくご出演)。

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話の中にあった「現地を歩くことで、妄想を膨らませて自分だけの城を脳内で構築することができる」という言葉。中世山城・近世城郭を問わず、世の城好きはほぼ妄想が楽しみで城めぐりをしているようなものなので、しょーじき今回の城フェスの中で城ラマ社長の話しが一番響いた。

元々、ギヤやクラッチなんかの高精細部品の設計製造をされている会社の社長で、それまでなんの造形知識も城郭関係者へのコネも持たないところから、城好きが高じてここまでガンガンに突っ走ってきた御仁です。

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プロフ画像はこんな感じで兜被ってて、この写真からも心が熱くてきっといい人なのだろうと思いました。見習いたいし、応援したい。

そして、城フェスの締めを飾るは「山城100名城ランキング」の結果発表。会場でのフェス参加者による投票も加えて、結果栄えある人気山城の第1位は…

「竹田城」

マジかー(;´Д`)ウウッ… もういい、自分で買うよ城ラマ…。(応援したいと言っているそばからタダで貰おうとしていた)

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そんなこんなで、あっという間の4時間半。逆に時間押せ押せでギリ尺に納めた感もある『城フェスVol.6』が無事終了し、終わった傍から来年もぜひ参加したいなーと思いました(ノ´∀`*) ※でも、来年はもうこの大きさの箱じゃ人数収まりきらないかもね…

ちょっと終わりになるに連れてブログ内容が雑になってきましたが、その理由は、今回Ustreamで動画上がってたんですね(-_-;)知らなかったw

 

2つに別れてほぼ全編動画になってますんで、遠方で参加できなかった城好きの方はご覧になってみてください。それと「第1回城フェス フォトコンテスト」受賞作品なども城フェスサイトに上がってましたヽ(´ー`)ノ

以上で城フェス会場をあとにして、このあとは夕方5時からのアフターパーティーまで時間があるので、有志の方に率いてもらい江戸城外堀見学ツアーに参加。 (アフターパーティー参加予定してなかったのですがノリでついてったw)

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うーん、どこだったけっかなぁ…とりあえず1枚だけ写真撮ったんだ(-_-;)

アフターパーティー会場。

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このときのツイート。

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一番右に座っている方は城ラマ社長。色々お話しさせていただきましたm(_ _)m 

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来年の城フェスでは中井・加藤両先生や萩原さんとちゃんと会話が成り立つように、今後もっと色々と城のことを勉強していきたいと思います。※最後、アフターで人見知り癖が出てお三方と全く喋らなかった(;´∀`)

というわけで、この日は一日中城の話しばかりして沢山の城好きな方々と知り合えて、自分にとっても今後の城めぐり人生のターニングポイントにもなる、とても素敵な一日でした。当日お会いしまたお話しいただいた方々、誠にありがとうございました。そして今後ともどうぞ宜しくお願いいたしますヽ( ´∀`)ノ

 

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