だらり100名城めぐり

だらだらと日本100名城めぐりします

『城フェスVol.6』に行ってきました(前編)

先日日曜の6月21日。お台場の東京カルチャーカルチャーで開かれた『城フェスVol.6 in TOKYO』に行ってきました。城フェス – 参加と体験がキーワードのお城プロジェクト

昨年城めぐりを始めだしてこのイベントを知ってから、そのうち行ってみたいなと思っていたのと、先日の城郭検定のプレッシャーから開放されたしこれで楽しもう(*´∀`)とチケットを事前に入手。しかし、当日が近くなるに連れて城好き界隈のTwitterが城フェス絡みで賑やかになってくると、せっかく「フェス」と名のつく所なのに会場にひとりぼっちでいるのも淋しいなぁと思い、誰か一緒に行ってくれる人はいないかと考えました。

初めは、元来の人見知りが顔を出し(この歳でアレですがw)、

と事前にツイートするも反応はゼロ…。(城メグ萩原さんがRTしてくれたw)

当然、どこの馬の骨ともわからない見知らぬ奴(しかも男)を誘う奇特な人はそうそういませんw楽しいことは待ってても向こうからやってくることはないわけで、まずは行動あるのみと当日一緒に行ってくれそうな方を探すことに。

アレコレ見てるとその中に、

【緩募】6月21日の城フェス参加者で、「田町駅9時集合でレインボーブリッジを徒歩で渡って会場まで同行してくれる方」

とツイートされている方を発見(゚∀゚)レインボーブリッジを歩けるのは聞いたことありますがこれまで経験したこともなく、断られて元々で手を挙げさせていただくと、快く承諾いただき日曜を楽しみに待ちましたヽ(`▽´)/ 

 

前置きが長くなりましたが、空模様がだいぶ怪しい田町駅AM9時。自分も含め7人の城好きが集合し、レインボーブリッジ経由で城フェス会場へ向かってスタートです。

集合後、とりあえず企画いただいた方のあとをヒョコヒョコくっついて歩き、レインボーブリッジ遊歩道(正式名称はレインボープロムナード)の入り口まで到着しました。

台場方面へと渡る「芝浦口」にはエレベーターがついてます。 

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これから歩くこちら側は、東京湾臨海副都心を望むルートの「南側遊歩道(サウスルート)」。 車道を横断することは出来ないので、ひたすら片側の景色だけを眺めて歩きます。

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多少小雨交じりの曇天が広がっていますが、橋の上はさほど風もなくまずまずの眺望。

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お台場フジテレビ本社方向を望むと、手前にお目当てのものが見えてきました。ここで城好き7人のテンションが一気に上昇w

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今現在は立入禁止となっている「第六台場」。完全な海上の孤島で、幕末の砲台跡です。

幕末1853年(嘉永6年)、アメリカからペリー艦隊による黒船が来航し幕府に開国要求を迫った際、これに脅威を感じた幕府が江戸への海上防衛のために洋式砲台を建設。工事は急ピッチで進められて砲台の一部は約8ヶ月の工期で完成し、品川台場(品海砲台)と呼ばれました。※お台場という名前は、幕府に敬意を払って台場に「御」をつけ、御台場としたことが由来らしいです。

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以下は、品川台場に設置されていた80ポンド青銅製カノン砲遊就館蔵)

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"Shinagawa Baidai cannon" by PHGCOM - Own work by uploader, photographed at Meiji Shrine. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

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全体にモリモリと樹木が生い茂り、このまま浮かんでったらリアルラピュタみたいです。

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次に見えてきたのは、今も台場公園として一般に開放されている「第三台場」

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ひと目見て「うわっアンドアジェネシスアンドアジェネシス!」、と今日初めてあったばかりの方々に同意を求めるわけにもいかず胸の内で叫ぶw

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アンドアジェネシスゼビウスに出てくる巨大要塞の敵ボス

当初、台場は品川沖に11基を築造予定でしたが最終的には合計8基の台場が建設されました。まず海上に「第一台場~第三台場」が建設され、その後「第五台場、第六台場」が完成。「第七台場」は未完成で第八台場以降は未着手。第四台場は7割ほど完成するも途中で中止されて、その代わりに品川御殿山のふもとに御殿山下台場が建設されました。これにより1854年のペリー2度目の来航ときは、品川沖まで来るも横浜まで引き返して上陸させることができましたε-(´∀`*)ホッ。しかし、この砲台から攻撃することは一度も無く、結局はアメリカの要求に応じて開国に至ります。参考:お台場 - Wikipedia

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その後「第三台場」と「第六台場」は、1915年(大正4年)に当時の東京市に払い下げられ史跡公園として整備されました。その他の台場は東京市や民間に払い下げられたものもありますが、その後撤去されたり埋立地に埋没するなど、1965年(昭和40年)までにすべて消滅しています。

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「第三台場」はお台場から気軽に足を延ばせますが、全体像はなかなか徒歩で渡ることのないレインボーブリッジからしか見れないため、今回はとても貴重な経験でした。参考:台場公園

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夢中になって歩いていたので、あっという間にレインボーブリッジを渡り終わりました(;´∀`)

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ここからは城フェス会場までもう少し。全員足取りも軽やかに先を急ぎます。

長くなってきましたがまだ会場にもついておらず、次回城フェス本編へ続く(;´Д`) 

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