021城目 38/岩村城(城下町散策&完結編)
3日目10時50分。
本丸曲輪を見終え、一段下の東曲輪へ向かいます。
後ずさりしながら撮ったこちらは東曲輪から本丸への入口であり、左折れの枡形門。
桝形の外門「平重門」の石垣を見る限り、かなり厳重な城門となっていたと思われます。 手前の看板は文字ハゲハゲで全く読めず(;´∀`)
下へ降りてきて、東曲輪越しに本丸曲輪を望む。
こっちはさらに一段下がった東曲輪前面、六段壁横の入口方向の眺めです。
そして、雨がかなり落ちてきたのと滞在リミットも迫ってきていたので、見逃している場所は多々ありつつも、そろそろタイムアウト。 また最初の入口に戻ってきました。
最後、入口階段横に立っていたはずの二重櫓跡から、東曲輪方向と
六段壁方向で見納め。
本丸着いてからはだいぶ駆け足だったから、もうちょっとゆっくり見たかったなぁ…
もう傘もささないとダメなくらいになってしまい、リミット限界になったためこれにて下城。次回また来ることがあったら、同じ遠山氏の苗木城とセットでゆっくり訪問しよう(^_^)
雨がそぼふる城下町まで降りてきました。
行きがけに見かけた「岩村醸造」さん。
純米吟醸酒の「女城主」を醸造していますが、この日がちょうど今年最後の蔵開きだったようで、ひなまつり客も相まって雨にもかかわらず大賑わい。
仕方ないのでスルーして、向かいのカステーラ屋さんの「松浦軒本店」さんに入りました。
ただし、こっちも雨宿りを兼ねてか店内は人だらけwでも店も商売上手でこれでもかと試食のカステーラを出しまくり、あっという間に皿が空になるもお客さんはバンバンお土産を買っていかれました。自分もそのうちのひとりなわけですが(;´∀`)
なんでも、こちらでは『ポルトガル伝来の元祖カステーラ製法』を継承したカステラの原型が味わえるそうで、過去に雑誌「サライ」に紹介されて人気が出たらしく、確かに試食で食べると素朴な味と食感です。
帰ってから家の者に食べさせたら「これパン?」と言っていました(^_^;)とりあえず話のネタとしてはうってつけのお土産です。自分は福砂屋のカステラの方が断然好き。 それと、よく調べてませんがどうやらこちらの「松浦軒本店」と城下町の最初にみつけた「松浦軒本舗」は別会社みたいですw(商品の包装がちがうもの…(._.))
この日は、結局10時過ぎ頃から小雨が降る天気になってしまいましたが、それでも城下町の通りにはそれなりに人出がありました。
こちらの歴史風情漂う建物は、恵那市指定文化財となっている「木村邸」。
内部をちょこっと見学します。
年代を感じさせる立派な雛飾りが飾ってありました。
適当に見てただけなんで、詳しく知りたい方は地元中学生に聞いてくださいm(__)m他にもここでいろいろ教えてもらえます。
とりあえずてくてくと坂を下りてきましたが、試食のカステーラだけじゃ腹が満たされないので(でも3個くらい食べたw)、焼きたての香ばしい匂いにつられて買った五平餅。
やべぇ写真見るだけでクルミとごま味噌の甘さを思い出す。また食べたい。
その後ちょこちょこ見ていきながら城下町を終わりました。焼きたて五平餅もごちそうさま。
麓の岩村駅まで戻り、駅前の出店で売ってた厚切りベーコンがあまりに旨そうだったのでw
駅には12時ちょい前についてほぼ予定通り。このあと12時03分発の恵那駅行きで帰ります。
駅舎では、次の到着電車を待つひなまつり実行委員のハッピを着た方に「どちらからですかー」と話しかけられました。
「東京からですー(ホントは千葉だけど)」と答えて少し話をさせていただき、「やはりこれだけのお城ですから地元の方もよく行かれるんですか?」とお聞きすると、「城山?う~ん地元の人はほとんど行かないねー」「でも全国からアレ目当てにきてくれるから地元の誇りだし嬉しいよねー」と仰っていました。
ほとんど行かないっていうのは結構衝撃的でしたが、地元にいると実際そんなものかもしれません。でも、お話の中に「地元愛」は充分伝わってきて、また「いつでもそこに在る」という安心感を持たれている雰囲気というのは、千葉の新興住宅地に住む自分からしてみたらとても羨ましいものでした。
ホームに滑り込んできた明智鉄道の「じねんじょ列車」。
城跡から下る途中では、時間の関係上つまみ喰いばかりでちっとも腹が満たされず、最後は隣の車両を羨ましがりながら岩村駅をあとにしました(*´﹃`*)
岩村城:戦国幕末妄想度★★★★★ ※ホット温かい度★★★★★
岐阜愛知コンプリートめぐりも、岩村城でやっと最後。ブログは3月中旬からと長らくお付き合いいただき誠に有難うございましたm(__)m。岩村城は織田武田と戦国を代表する武将が関係した場所であり、凄惨な戦いもありましたが同時にその時代に奇跡とも思われるようなことも起こった場所です。また、山城をあまり得意としない自分ですが(;´∀`)比高もきつくなく楽に上っていけます。道中にお会いする方々もみんな優しい人ばかりで、今度来るときは霧がかかったところが見てみたいと思わせる、人も町も城跡も全てがやさしいホットする温かな場所でした。まずは、また来る時までに蛇骨探しから始めたいと思いますw